副院長からのご挨拶

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この度、私はマレーシア・日本国際工科院(MJIIT)前副院長アカデミックアドバイザー牧島亮男先生の後任として拝命しました。

MJIITは2011年9月にマハティール首相の提唱した東方政策の集大成の一環として日本式工学系高等教育を実践する大学としてマレーシア工科大学クアラルンプールキャンパス内に設立されました。当初、本学には日本人教員約20名が派遣され、わずか約100名の学部生および大学院生を受け入れましたが、現在では留学生を含め、短期間で大学院生を含め1300名もの学生が学んでいます。

これまでの事業では大学教職員組織体制の確立、教育カリキュラムの実質的な推進、研究設備環境の整備、研究センターの設立など一定の成果が見られます。

しかし本学の理念として国際的競争力に通用する高度・集約的な知の獲得を基本とし実社会において生産性を高めうる人材育成を目指していることからさらに高度な教養と知識を備え、優れた質の高い研究成果を打ち出すための講座制の充実化を図る必要があります。

そのためには学部、大学院教育と講座を基盤とする研究組織機能の有機的な連動と展開が重要となります。さらに国際間での双方向的な大学間学位プログラムを含めた教育連携プログラム、国際産学官連携プロジェクトの構築・強化そして社会経済のパラダイムシフトにまでつながる(イノベーションの創出)、知財の創出展開、大学発ベンチャーの育成支援、知的財産・技術移転・ベンチャー支援の構築を視野にいれ推進することが求められます。

私は、これまでに培った大学での教育・研究及び実社会との連携事業などの経験や2013年から4年間、MJIITでの教育・研究の指導、および組織体制の拡充、防災教育研究関連事業、高度廃棄物変換事業、研究センター設立などに関わった経験をいかし、複眼的思考を基調とした実践的で先端技術の研究開発能力を備えた自立型の人材育成に少しでも貢献できれば幸いです。

関係各位のご指導・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

2018年11月

MJIIT副院長/アカデミックアドバイザー 杉浦則夫