副院長からのご挨拶

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この度、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)前副院長の小林史典先生の後任を拝命しました。

マレーシアは1980年代から、日本等、東にある国に学べ、という東方政策(LEP:Look East Policy)を実施し、日本に留学生を多数送り込んできました。MJIITは、LEPの集大成として、日本の科学技術や労働倫理をマレーシアにいながら身につけられるようにしよう、という理念のもとに両国政府により作られた高等教育機関です。2015年に最初の学部卒業生を出し、現在学部3学科、大学院4専攻、更に、2014年末の水害をきっかけに防災分野の研究および人材育成を行う防災センターが今年設立され、合計1000名強の学生が在籍しています。

近年の石油価格の世界的暴落により、マレーシア国も少なからず経済的に影響を受け、教育の面でも予算削減の大波が押し寄せてきました。教員数と給与の削減、研究環境整備の停滞など、困難な時代に入いりました。しかし、これには打ひしがれず、約70名のマレーシア教職員と約30名近い日本人教職員の奮起と頑張りにより、力を合わせて大波を乗り越えたいと思います。

大学の使命はとにかく教育であり、よい教育を実施し、優れた基礎研究の研究成果の獲得過程で本学の理念を体得した優れた学生を数多く輩出したいと祈念しています。また、マレーシア国に進出した多くの日本企業とも寄付講座、工実習などで連携を進めたいと思います。

今まで、私は約30年前にマレ―シア最大の国立研究所のSIRIMに数年間の短期専門家として研究・指導したこと、10年前のMJIITの発足初期から関与したこと、国内外での大学の教育・研究・運営などの経験を活かし、職務に邁進したい所存です。マレーシア、日本両国の更なる発展と両国民の幸せのために多少なりとも貢献出来ればと思っていますので、関係各位のご理解、ご協力、ご支援を宜しくお願いいたします。

2016年11月
MJIIT副院長 牧島亮男